ある日、俺たちは代々木体育館のような大きい会場に集めらていた。何かの祝典かなにかか?

会場が静まりかえると司会のような人が突然こんなことを言い出した
「生き残ってください」
それは突然始まった
当時俺は高校生くらいの男性。クラスには30人くらいの男女がいてみんな仲が良かったと記憶している。
そんな中、学校行事なのか体育館に集められた俺たち。そして、それは突然始まった。
「生き残ってください」
突然のことに困惑するもの、バカにするもの、受け入れるもの、その場にいる人たちの反応はそれぞれ自由に行動していた。
俺は困惑しながらもとりあえずは流れに身を任せることにした。
すると何か背筋の凍るような感覚がして、何かを察知した俺は、隣にいたサトウと共にイスの下に隠れた
「サトウ!とりあえずイスの下に隠れよう!」
イスの下に身を潜めて数分後・・・何かがやってきた
ダァァァン!!という音と共に入口の扉を破壊したそれは『タケナカ』と呼ばれる処刑人だった。
気味の悪い仮面。そして手には鎌。見るからに死神のような姿。

タケナカは入ってくるなり隠れていない人たちの首を次々とはねていった。
怒涛と悲鳴で渾沌とする場内
「ここにいたらやられる」
そう感じた俺はサトウを引き連れ会場を出る。
会場を出て通路を進むと理科室、家庭科室と思われる教室があった。とりあえず教室に身をひそめる。
「騒ぎが落ち着くまでここで隠れてよう」
ガシャーン!!ギャーーー
近くタケナカと息をひそめる俺たち。そんな中でも見えてる人の首を鎌で次々とはねていく。
「ここにいてもいずれは見つかる。どさくさに紛れて別の場所に移動しよう」
タケナカが首をはねて何かを探しているのを見計らって、反対方向に逃げた。
「よし、なんとか逃げ切れそうだ。別に隠れる場所を探さないと・・・?」
なぜだ?タケナカが方向転換して俺たちを追ってくる。周りにも人がいるのに俺たちだけを追ってくる。
俺らのどっちかを探しているのか?でもなぜ!?
迫ってくるタケナカ
ギャー・・・・・タスケ・・・誰かを見つけは首をはねるタケナカ。それでも完全に標的はおれたち。
やばい追いつかれる。すぐに追いつかれた俺たちは
「サトウ、先にいって隠れてろ!」
とりあえずサトウだけ先に行かて俺かっけええええってなったのは数秒。
一瞬で首をはねられていた。
「くそ一瞬かよ。せめてサトウだけでも逃げ切ってくれ・・・」
どんどん遠くなっていく意識・・・暗くなっていく視界・・・
視界が真っ暗になったと思ったら目が覚めた。
「ん?ここは・・・体育館?」

2周目
見覚えのある景色。見覚えのある状況
「そうか、俺はタケナカにやられて・・・なんで生きてる?それにサトウはどうなった?逃げ切れたのか?」
思考が追いつかないまま周りを見渡す。
「特に変わったことはない。異常が起こる前と同じように平和じゃん。結局なんだったんだ?夢か?」
そんなことを思いながら見覚えのある席に行く。そこで少し違和感に気づく。
「あれ、席が変わっている」
自分の座っていた席には別の名前が書かれていたのだが席が前回と違う。とりあえず自分の席を探すが、
ざわざわざわざわざわざわざわざわ
「そういえばサトウはどうなった?」
"いま"の状況になってからサトウを見ていない。
「まあ、俺の席が変わってたし別の場所に座っているんだろう」
そう思いながら周りを見渡す。
10分、15分と探したが見当たらない。
「トイレに行ってるわけではなさそうだし・・・・」
ほとんどの人が座っている中で探したがやっぱりサトウが見つからない。
さすがに心配になって隣にいたササハラに聞いてみた。
「なあササハラ、サトウってどこの席かわかる?」
「サトウさん?どこだろう。ってかどこのサトウさん?」
「いやあのサトウだよ。同じクラスのサトウ!お前もたまに話していただろ?」
「サトウ?ちょっと何言っているがわからない。」
おかしい、サトウがいない。それどころかみんなの記憶からサトウがいない。消えてしまっている。
「どうゆうことだ・・・まさか、俺が死んだあとにタケナカにやられて!?いやでもタケナカにやられただけなら他のみんなも同じだ。なのにサトウだけが”いなくなっている”どうゆうことだ・・・。」
思考がカオスになっている状態で見覚えのある司会が出てきて言った
「生き残ってください」
!?
「嘘だろ、またあれがくるのか?」
思考が追いつかないままさらにカオスな状況になる。
「おい、ササハラ!とりあえずイスの下に隠れろ!」
3周目
見覚えのある景色。見覚えのある状況。だけど少しずつ違っている状況
「そうか、またか・・・サトウはみんなの記憶から消え、おそらく今回はササハラも。くそ、どうしろってんだ」
自分の席を探すと隣にヒロセがいたので聞いてみた
「なあヒロセ、サトウとササハラってやつ知ってる?」
「サトウとササハラ?どこのひと?」
あー、、、なるほど了解。やっぱり記憶から消えているんだな。
「いや、なんでもない。」
なぜ特定の人だけの記憶が消えている。なぜ俺だけやり直せる。目的はなんだ。。。だめだ情報が足りなさすぎる。
「ちょっと周りをみてくるか」
席を立って入口などを探してみよう。タケナカが来るにもまだ時間はある。
いろいろ探していると何かまた違和感を覚えた。その違和感とは人ごみに紛れていてもどこか浮いている存在。馴染んでいない服装。
「なんだあいつ」
疑問を抱きつつも違和感が気になってみたので声をかけてみた。
「なあ、あんたここの人?」
「ん?ああ、そうだ。どうかしたのかね?」
「いや、ちょっと。なんかあんただけちょっと変というか違和感というか・・・。なあタケナカって知ってるか?」
「!?・・・そうかキミが。。。私の名前はジョン。いいか大事なことを言う、ウエに行け。そして諦めるな、今の私から言えるのはこれだけだ」

「おい、何か知ってるのか?ウエってどうゆうことだ?ってあれ」
ジョンは忽然と姿を消していた。
「なんだったんだあいつ、ウエってなんだ」
そんなことを考えながら席に戻る。
そしてその瞬間は訪れた
「生き残ってください」
ダァァァン!という音とともに入口の扉が破壊され、見覚えのある姿のやつが現れた。
「きたタケナカだ。おいヒロセ、一旦イスの下に隠れろ。」
さてここからどう逃げるか。。。(ウエに行け)
「そうか、上か。おいヒロセ、あいつから逃げる、付いてこい」
「逃げるってどこに?」
「この上に関係者しか入れない場所があったはず、まずはそこに隠れる」
「う、うん」
上の関係者用施設に入るとジョンがいた。
「おいジョン、お前なんなんだよ、それにあのタケナカってなんなんだよ」
「すまなかった、私の立場上、人目に触れるところであまり関われない。だけどもっと根本から解決しないとダメだ。東の連絡橋へ行け。連絡橋を進むと途中で降りられる道がある。3104だ。そこを降りて探すんだ。」
「ちょ、探すってなにを!?」
「お前の後悔だ。」
ジョンは教えられるのはここまでだ言って消えていった。
ガシャーン
「まずいタケナカだ」
東の連絡橋
またやられた。たぶんヒロセもやられただろう。
でも少しずつ進んできている!
「東の連絡橋だな!」
東の連絡橋は体育館から少しあるいた先から行ける少し特殊な場所だ。
ジョンはなにものなんだ。それより俺の後悔を探す?意味がわからん。だけど行ってみるしかないか、東の連絡橋。きっとサトウとササハラ、ヒロセのこともわかるはずだ。
連絡橋の全長は10キロにも及び、途中で降りられるような構造になっている。降りる場所には区別するためか番号で管理されていて、1~5000までおよそ5000か所降りる場所がある巨大な連絡橋だ。

連絡橋の中も少し特殊。常に突風がふいており、風に乗って移動するという手段。風ゆえに一方通行であるため、降りる場所を一度過ぎたら一周戻ってくるまで数時間はかかる。
「ここが東の連絡橋か、噂には聞いていたけどめっちゃでかいな。。。とりあえず行かなくちゃな。えーと3104番だっけか」
風にのって連絡橋を進む。
「降り過ごさないようにしないとな」
慎重に降りる番号を見ながら進んでいく。
3100、3101、3102・・・
「そろそろだな」
ここまで約1時間。
3104
「ここだ!」
風にのりながら体をうまく使ってなんとか降りた。
「ふう。なんとか降りれたけど、ここって・・・!?」
3104番の降りた先にあったのは
「大学?」
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大学
なんで大学?
後悔って俺の後悔ではなく誰かの後悔だったということか?
そんな疑問を抱きつつも
「とりあえず情報収集だ。正直ジョンにここに行けって言われただけで、誰と会えとか何をしろとは言われてないんだよな。強いていうなら”俺の後悔”を探す・・・か」
大学内を探していると人だかりが見えた。人だかりはある先生を囲むようにできていてその中心には見覚えのある顔が
「げ、コセキじゃん。なんであいつがここに?」
コセキ:中学時代の部活の顧問。金のネックレスじゃらじゃら、機嫌悪いとパイプイスやデジタイマーを投げつけてくる鬼顧問。
コセキは大学内では人気の助教授で生徒たちからも人気だった。
「たしかに中学時代はあいつのせいで色んな後悔があったけど、関係あるのか。タケナカとも関係なさそうだし・・・。でも一応後をつけてみるか」
幸い時刻は夕方、講義も全て終わっていたのでバレないように後をつけて研究室へ入る。
コセキが何かブツブツとつぶやいている
「あと少し、あと少しで世界構造を作りなおすことができる。そうすればわたしは・・・歴史に名を刻まれる顧問となる!」
!?!?
「歴史に名を刻まれる顧問だと!?なに言ってんだあいつ。。。ん?あれは!?」
コセキの先に大きな培養液に入った人型の姿
「サトウとササハラにヒロセ!!なんであいつらがここに・・・」
と思った矢先、視界と聴力を奪われた。と同時に遠くの方でキーーーーーーンという音が鳴り響く・
「スタングレネードか?」
「あなたはちょっと知りすぎた。少し大人しくしてちょーだい」
完全に油断した
お腹には銃のようなものを当てられて変に動けない。
そして目隠し&耳栓されているがどこか柔らかくて振りほどく気力を奪っていく。
そうか、これはおっ〇いか。
目・右耳・左耳の3方向からおっ〇いを突き付けられて俺の視力と聴力を守ってくれたらしい。ありがとう。
「大丈夫、わたしたちはあなたの敵ではないはずよ。」
「どうゆうことだ?あとありがとう。」
「わたしたちの狙いは彼「コセキ」。彼の研究を止めることこそがわたしたちの狙い。そこに偶然にもあなたがいたから余計なことをしないためにも抑えさせてもらったわけ。」
「お前たちはなにものなんだ?」
「そうね私たちは、タイムパトロールよ」

後日談というか今回のオチ
タイムパトロールによってコセキは逮捕され、捕まっていたサトウ・ササハラ・ヒロセも解放された。
解放されて元いた体育館に戻るとみんなの記憶も戻っていた。
というのも、サトシ・コセキの研究は未来史からも見て非常に危ない研究だったとのこと。あと少し遅かったらタイムパラドックスがおきて未来にまで影響がでたらしい。
ジョンは未来からやってきた観測者だったとか。
東の連絡橋の3104は「サトシ→3104」だったとか。
コセキの研究でキーマンを奪うために開発した改造人間タケナカから人類を守る役目があったとか。
だけど世界に干渉しすぎるのはダメだから最低限の助言をしていたとかなんとか。
いずれにしてもなぜ俺だけが記憶を維持したまま世界を繰り返すことができたのか聞いてみたが
いくら聞いても「禁則次項です」

「ヒントだけでも!」
「禁則次項です」

断固として教えてはくれなかった。
だけど唯一回答してくれたことある。
試しに未来での俺たちはどうなっているか聞いてみたら嘘か本当かこんなことを言っていた
「そりゃあ彼女たち(サトウ、ササハラ、ヒロセ)とハーレムよ」
守ってみせる!その未来を!!

とゆう夢でしたああ!!!

夢だからオチが雑なのは許してください(笑)
- ほぼ完結まで夢を見たこと
- こんなに鮮明に夢の内容を覚えてること
など珍しかったので備忘録としてまとめました。
夢を見てるときが一番幸せ。