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【価格以上の価値がある】SONY「ECM-LV1」レビュー

  • ゲーミングヘッドセットのマイク音量が小さい
  • Discord中、相手からいつも声小さいと言われる
  • コンデンサーマイクは高いから手が出しにくい

このようなお悩み抱えていませんか。

もしゲーミングヘッドセットのマイクを使っているのなら、今すぐ使うのをやめましょう。


3,000円以内で大幅にマイク環境改善できる商品SONYの「ECM-LV1」を紹介します。

この「ECM-LV1」というマイクはPCに繋いで使用するのはもちろん、一眼レフなどに繋いで動画撮影もできる優れものです。


実際に使用しての感想・結論を先に言っておくと

ECM-LV1は品質、コスト、性能、どれも満足。むしろコスト以上の価値がある商品です。

特にゲーミングヘッドセットを使用している人、Discordを利用する人は「ECM-LV1」がおすすめ。


マイク環境を改善したいと思っている方、ぜひ参考にしてください。

導入前の使用環境と動機

ECM-LV1を購入するまではゲーミングヘッドセットを使ってDiscordで会話していました。


が、「紫水の霊圧が消えた」「いつも声小さい」「元気?」と言われ続けてきました。


これはマイク環境を改善する必要がある。

ということで購入を検討。


商品概要

サイズ最大径11mm X 長さ32mm(マイク部)
質量約 12 g(本体・コード含む)
形式エレクトレットコンデンサー型
モノラル / ステレオ2ch
指向性無指向性
希望小売価格3,300円(税込)

カテゴリーはラベリアマイクロホン。主にSONYの一眼レフカメラなどに刺して動画撮影などに使用されているマイクです。

ステレオマイクとなっていて指向性は無指向性(全指向性)

小さくて軽くて安い、かつ性能も良い。それがSONYの「ECM-LV1」です。

価格はメーカー希望小売価格3,300円ですが、Amazonで2,300円程度で販売しています。


特長


高品質ステレオマイク

全指向性のマイクなので、どの方向からもクリアなステレオ収音を実現。

ちなみにステレオマイクなのでやろうと思えば【右・左】分けてASMRのように収録することも。

ウインドスクリーン標準付属

風切り音対策にウインドスクリーン=通称ポンポンが標準で付属。

屋外での強い風や、ゲーム中の息がマイクに当たったときでも風切り音を低減することができます。

軽い

マイクも指の第一関節ほどの大きさで超小型。

本体とコード合わせても約12グラムほどしかないので、服に取り付けていても付けていることを感じさせない重さです。軽いので長時間付けていても服がヨレないのが嬉しいポイント。

また、360度回転するクリップで服やネクタイ、挟む場所があればどこでもつけることができます。

バッテリーレス

3.5mmのマイク端子を繋ぐだけで電源が供給されるのですぐ使用可能。

バッテリー切れの心配もありません。


ゲーミングヘッドセットは中途半端

以前使っていたヘッドセットはRazerのKraken。

ヘッドホンには50mmの大型ドライバーが搭載されているため、サウンドは強力だけどマイクがクソ。

SONYのECM-LV1と比較するこちら

Razer KrakenSONY ECM-LV1
周波数特性100 Hz ~ 10 kHz50 Hz - 15,000 Hz(1.5kHz)
指向性単一指向性無指向性(全指向性)

周波数特性は上記の通りSONYのECM-LV1の方が幅広く対応。

指向性については、ゲーミングヘッドセットの細いマイク部は単一指向性なので決まった方向でないとうまく収音できない一方、SONYのECM-LV1は全指向性なのでマイクのどこに声を当てても収音可能。

1万円以下で購入できるヘッドセットとしてはコスパの良い部類だけど、正直ゲーミングヘッドセットは中途半端は商品だと思っています。

悪く言うなら器用貧乏で中途半端な性能。良く言えばゲーミングヘッドセット1つ買えばヘッドホンもマイクも使えるマルチな奴。物は言いようです。

音質を求めるならヘッドセットでなくヘッドホンにするべきだし、マイク性能を求めるならコンデンサーマイクを買うべきです。

少しディスりましたが、本音。

本格的なマイクはコストがかかる

このECM-LV1を購入する前にコンデンサーマイクを検討していました。

検討していたモデルはオーディオテクニカの「AT2020」。エントリーモデルながら十分な性能のコンデンサーマイクです。

私の場合はオーディオインターフェースを持っていないのでUSBタイプを検討。価格はおよそ15,000円。

さらにデスク上に置くと邪魔になるのでマイクアームも検討。オーディオテクニカのマイクアーム。価格はおよそ7,000円

AT2020マイクアーム合計
15,830円7,800円23,630円

イニシャルコストが高い。

そのぶん性能はいいのですが、配信するわけでもないし、毎日使うものでもないし、使うとすればたまに数時間Discordで会話しながらゲームを攻略するくらい。

それだけのために2万は冷静に考えて、高い。

コスパを重視し「ECM-LV1」を購入

イニシャルコスト2万超と2,800円を比べたらどっちを買うでしょうか。

もちろん性能の差は価格に比例するところはありますが、ECM-LV1は価格以上の価値があると信じて「ECM-LV1」を購入することを選択しました。

購入当初は失敗しても2,000円くらいなので割り切れるからいいや。と思っていましたが、いい意味で予想を裏切ることに。

【メリット】1/10のコストでマイク音質改善

これは正解でした。

マイクを繋いでいつも通りDiscordを立上げてゲームをプレイ。

「あれ、いつもより声大きくなってる?」

それが、フレンドの第一声でした。


3,000円以内で音質大幅改善の瞬間です。

Discordを繋いでも音声品質が安定

その後もDiscordを繋いでゲームを数時間プレイしてみましたが、ノイズが気になることもなく自然に会話することができました。

ECM-LV1は全指向性で収音性も良く、マイクもステレオなので安定して相手に届けられたのでしょう。

実際マイク音質改善したことで、ゲーム内で難しいコンテンツに行っても環境音に消されることなく連携できたことでヒューマンエラーが低減。フレンドとのたわいないコミュニケーションも聞き取りやすくツッコミも入れやすいという副産物もあったり。

本当買って正解です。

それでも小さい場合はマイクブースト

私の場合はDiscordでの通話も問題なく行えていましたが、それでも万が一小さい場合はWindowsのマイクブースト機能を使うと改善します。参考までにやり方を載せておきます。

  • Windowsのコントロールパネルを開く
  • ハードウェアとサウンド>サウンド>オーディオデバイスの管理>録音
  • 対象のデバイスを右クリックしてプロパティ>カスタム>マイクブースト

【メリット】軽い

機能面でのメリットではないですが、本体が12グラムとかなり軽量。ポンポンを付けても13グラム。

そのため服に付けていても洋服がマイクに引っ張られることもないので服がヨレません。


例えば外出先、カメラやスマホに装着して動画を撮影しても洋服の型を崩すことなく使用することができます。

【デメリット】コードが短め

コード長は1メートル。

私の場合、デスク幅が60cm。メインモニター下のsound blasterX3のマイク端子に接続して自分の体まで持ってきて約80cm

あまり余裕はありません。

マイク入力端子が少し離れた場所にある場合はコードがピンッとなるか足りないかもしれません。


ステレオオーディオの延長ケーブルで対応

コード長に不安がある場合は、延長ケーブルを使うと長さ不足も解消。

1,000円以下で購入できます。

国産の信頼感は健在

これは中華の3,000円だったらここまでの性能はまだ出せないでしょう。

業務用など本格的な音響を手掛けているSONYだからこそ出せるクオリティです。

Made in JAPANは中国に負けていると言われがちですが、品質を求めるとき国産の安心感はなんだかんだ健在。

なぜもっと普及しないのか

3,000円以内で大幅に音質改善できるSONY「ECM-LV1」

1万円台のマイクと比べても良い勝負ができるレベルの品質と性能。

買って損はないマイクとなっています。

「ECM-LV1」総評

  • 音質は値段以上
  • 軽くて装着時も気にならない
  • PC以外にスマホやカメラにも接続できる
  • 安い


ゲーミングだのでかいコンデンサーマイクだの使う前に一度ピンマイク使ってみて欲しいです。

マイク性能はもちろん、本体の質感も安っぽさを感じさせない。流石Mide in JAPAN 製品でした。

なぜもっと普及しないのか。

  • この記事を書いた人

紫水

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