ラン、ランララランランラン、ラン、ランララ
らぁぁぁぁん!!

「風の谷のナウシカ」って知ってますか?
有名な作品なので、ジブリ派の人もディズニー派の人もキノコ派の人もタケノコ派の人もみんな知ってますよね!
では、「風の谷のナウシカ」の原作は読んだことあります?
これは意外と少ないのではないかなと思います。
私も小さい頃からナウシカは見てきましたが、最近やっと読んだんですよ。
それで実際原作読んだら


ってなったので是非紹介させてください!
皆さんはジブリ派ですか?ディズニー派ですか?
皆さんはどちらですか?
私は生粋のジブリ派です。
子どものころジブリばっか見て過ごしてきたので、もちのロンのウィーズリーでジブリです。
実際小さいころ家にあるアニメといったら、「となりのトトロ・ドラえもんの雲の王国・ブリキのラビリンス・北の国から」くらいしかなくて・・・家にあったビデオテープ、VHSだっけ?そのテープがすり減るくらいリピートして見てたのが思い出。ドラえもんは大山のぶ代さん一択。
今はすごいですよね、レンタルしなくても金曜日ロードショーとかで放送されたらすぐ録画できるし
それに最近だと動画配信サービスで好きなときに見れるのって、改めて考えるとすごいですよねー!
ちなみに動画配信サービスでジブリ見れるのって、「TSUTAYA DISCAS」だけらしい。
気になる方は公式サイトへのリンク載せておきますね!(30日間は無料期間らしいです。)
話はそれたけれど、
そんなジブリっ子なボクもナウシカの原作は読んでなかったんですよね。
原作が存在していることは存じていたのですが、なかなかタイミングがなくて読んでませんでした。
ジブリの漫画買うってなるとね、変な抵抗ないっすか?
「だってアニメの内容知ってるじゃん」
「金ローでもやってるし何回も見たじゃん」
「オームでしょ?蟲でしょ?」
「ナウシカTUEEEでしょ?」
って気持ち。
わかる!わかるけれど!
だが、あえて言おう!これは読むべきものだったと!!!
てことで作品しょーかいでっす!
風の谷のナウシカを改めて確認
さて本題のナウシカについて!
もう知っている人も実はあまり知らない人も、改めて確認しておきましょう。
タイトル | 風の谷のナウシカ |
作者 | 宮崎駿 |
掲載 | アニメージュ |
連載開始 | 1982年 |
巻数 | 全7巻 |
全7巻だから手軽に読めるよ!
アニメの放送部分
原作は全部で7巻。
アニメの放送はオームが暴走してナウシカが命がけで止める。というシーンまでが描かれていますが、
実は原作でいうとそのシーンは2巻途中までなんです。
あの約2時間の映画の内容が、原作2巻途中という衝撃。
それくらいナウシカの原作は濃いです。めちゃめちゃ内容濃いです。
むしろ映画で描かれているところがプロローグと言っても過言でないほど、この先の内容が濃いです!
実際に漫画と映画でどんなところが違うのか、確認してみましょう。
ナウシカ【漫画とアニメ】違いと共通点
原作の漫画と映画(アニメ)の相違点及び共通点をまとめました。
基本的な設定を同じですが、細部で違ってます。
特にラストシーンが結構違うところは要チェックですよ!
原作 | アニメ | |
時代 | セラミック終末期 | セラミック終末期 |
勢力 | トルメキア、ドルク、風の谷、ペジテなど隣国 | トルメキア、風の谷(少しペジテ) |
巨神兵 | 毒もありの生体兵器 | 口からビーム出すだけの兵器 |
腐海 | 瘴気ですぐ死ぬ | 原作と同じ |
ラスト | ナウシカ死なない | ナウシカ死んで蘇る |
時代
原作と映画では同じセラミック時代終末期を描かれています。
ナウシカが生きている時代には金属があまり少なく、かつての遺物「セラミック」を使用してました。セラミックは軽くて錆びないので、刃物やトルメキア軍の甲冑、飛行機などに使用されてます。
時代や設定はどちらも同じですね。
勢力
アニメでは風の谷にトルメキア軍がやってきて、谷の民のナウシカ達の運命が変わっていく様子。トルメキア軍も風の谷にやってくる前にペジテより巨神兵を奪っているなど、基本的には風の谷(ナウシカ)とトルメキアの勢力図です。
それに対して原作はアニメに出てこないドルクという連合も出てきます。またペジテもアニメよりも詳細に描かれています。
そのため原作の基本軸は、トルメキアとドルクの勢力争いに風の谷とペジテが巻き込まれるという構図になっていて、ドルクという勢力が加わることでより隣国との勢力争いが過激になっています。
巨神兵
映画の冒頭にチラっと映る「火の七日間」で歩く巨神兵。原作とアニメで根本的な活用方法が違ってきます。
原作はトルメキア:ドルク共に戦争に勝つために生体兵器として使おうと思っていた。後に知性を持った生命体として描かれていきます。
それに対して映画は、あくまでトルメキアやペジテがオームを・腐海を焼き払うためだけの兵器。
映画は口から光線を出しているだけですが、原作は額からも光線を出したり、毒ダメージがあったりと超パワーアップされてます。

腐海
映画も原作も「人間や家畜が瘴気マスクなしで腐海に入ると、瘴気によって5分で肺が腐って死ぬ」とナウシカが言っているように、腐海=危険の認識は同じです。
また腐海の植物は熱に弱くて燃えやすいという点も同じ。燃えやすいので、映画版でも風の谷に汚染され始めたときに火炎放射器で燃やしていたんですよね。
などなど、腐海の性質などは映画・原作ともに同じですが、原作はこの腐海の秘密について深堀りしていって、ついに謎も明かされます。
ちなみに映画のラストでナウシカが落ちた腐海の底で、チコの実から芽が生えているシーンがありますが、これは植物が新しい芽を息吹かせるほど清浄された世界を表しています。
この清浄な世界が俗に言う「青き清浄の地」となってます。

ラスト
映画のラストでペジテの残党が小オームをズタボロにさせて、宙づりにして運んでいるシーンありますよね?「このオームを餌に、オームに風の谷を襲わせるんだ!」とか言ってたクソなペジテ残党。
あれ漫画ではペジテではなく、ドルク軍がクシャナ殿下の舞台に向けて仕向けるというシーンになってるんです。
酸の湖でナウシカが負傷するシーンもありますが、負傷した傷の治し方など細かいところも映画と漫画で異なっています。
それに一番の違いは原作はナウシカが死なないということ!映画ではオームにボコボコに引かれて一度死んでオーム達が蘇らせるというラストシーンでしたが、原作は死にません!
死ぬのは映画オリジナル展開です!

漫画の感想
映画と原作(漫画)の一番の違いは内容の濃さですね!
今まで金曜ロードショーなどで見てきたナウシカでも十分楽しんでましたが、
漫画を読んだら今までって全体の3割くらいしか楽しんでなかったんだなーって感じました!!
どんどん明らかになる世界の秘密
物語が進むにつれて明らかになる真実!
ナウシカ独特の世界観ってあるじゃないですか。なんで腐海が生まれたのかとかなんで瘴気マスクなしでないと生きられない世界になってしまったのかとか・・・
そんな腐海や先人類の秘密・今後のナウシカ達の生き方など漫画でしか明かされない謎などが盛りだくさんで素直にめっちゃ面白いです。
ナウシカ大好きクシャナ殿下
映画でもちょこちょこナウシカのことを気に入っている描写がありますが、漫画だともうーすごいです。
めっちゃ好きやん!ってゆうシーンでなんか笑っちゃってたw
まぁでもナウシカめちゃ強だし、あんな姿見せられたら男でも女でも

クイとカイ
知ってました?クイとカイって馬らしいですよ!
あの映画序盤とかにユパさまが乗ってたラクダみたいな動物。
私もずっとラクダかチョコボみたいな動物だと思ってたけど、馬から派生した生き物らしいです。
そのね、クイとカイがまたいい子たちなんですよー!!
なんか目頭が熱くなるシーンもあったから、クイとカイについては是非見てほしいところです!
巨神兵がエヴァっぽい
終始巨神兵がエヴァっぽいインスピレーションを受けました。
まあこれは、制作陣(原画)にはエヴァンゲリオンの庵野監督が関わっていたため当たり前っちゃ当たり前ですねー。
むしろエヴァを見て「巨神兵っぽいな・・・」って感想の方が正しいかもしれないです。
ちなみに、原画で参加した庵野さんが宮崎駿監督に「クシャナ殿下を主人公にした外伝」を作りたいと相談したらしいですが、当時は却下したそうです。
その後宮崎駿監督も年もあって体調不良になったときに、庵野さんがナウシカを描くことを認める気になったらしいです。
もしかしたら庵野さんの頭の中には、当時相談したナウシカの外伝を作る構想もあるのかもしれないですね。名前はどうせ?おそらく?「シン・ナウシカ」でしょうね!

まとめ:ナウシカは漫画を読むことで200%楽しめる!
映画(アニメ)を見たことあるよー
内容知ってるよー
ナウシカあまり知らないよー
といった方々も、一度原作を読めば
「これ面白いやつやぁん!」・「読んで良かったー!」
って感じられる漫画だと思います!
前項でもお話しましたが、「風の谷のナウシカ」は映画だけだと全体の~3割楽しい。漫画を読んでやっと10割楽しめる!
そんな作品だと思います!(ここが一番伝えたいので、2回言いました!)
全7巻と巻数も少ないので気軽に読めるのもいい点ですね!
読んで絶対損しないので、興味のある方は是非一度読んでみてください!
電子書籍は?
ちなみに、ナウシカの漫画の電子書籍版は配信されていません。
そのため漫画を読む場合は、紙媒体の漫画を購入する必要があります。
あまり書店などにも置いていない場合が多いので、購入するならネットで買うのがおすすめです。