
REALFORCE気になってるけど高くて・・・
打鍵感・変荷重/等荷重どっちがオススメなの?

このような疑問を抱いている方必見です。
今回は「東プレ REALFORCE(リアルフォース)」を購入しました!
(筆者が購入した製品は「REALFORCE R3S」)
国産キーボードの王と呼び声の高いREALFORCE。
値段も王者感はありますが、耐久性、打鍵感などを考えるとコスパ抜群のキーボードと言えるでしょう。
在宅ワークや副業(ブログ、WEBライター、動画編集など)でキーボードの買い替えを検討されている方も多いと思います。
実際に使用してみた正直な感想を解説してますので、参考にしてみてください。
この記事でわかること
- REALFORCEの概要
- レビュー:1か月使用してみた感想
- 良かった点、微妙な点
- よくある質問

REALFORCE、想像よりもイィ!!買ってよかった!
- ワンランク上のキーボードを使いたい
- タイピングしていて気持ちのいいキーボードを使いたい
このようなことを感じたことのある方には、ぜひオススメしたいキーボードです!
早速、製品概要~実際に使ってみた感想、よくある質問まで解説していきます。
REALFORCE(リアルフォース)の概要

まずはじめに、REALFORCEの概要から解説していきます。
REALFORCEを生産している「東プレ」という会社~REALFORCEの特徴を紹介します。

もう知ってるよー!
という方は下のボタンでレビューまでジャンプできます。
REALFORCEとは?

REALFORCEとは東プレが製造、販売している高級キーボードです。
東プレ:昭和10年設立の東京都に本社を置くメーカー。

金型・プレス業→冷凍・冷蔵車業界進出→空調機器業界進出→電子機器業界進出→事務機器業界進出など様々な業界に進出しています。
元々は「東京プレス工業」いう会社名で自動車関連部品を生産していた会社ですが、プレス技術を活かしてキーボードなどの電子部品も生産しています。
ちなみにREALFORCEは神奈川県相模原市で生産されていることもあり、相模原市のふるさと納税の返礼品にも設定されています。
購入額は少し高めですが、これがめちゃくちゃ人気です。
ふるさと納税については記事内<よくある質問>で解説しています。
REALFORCEの特徴
打鍵感や耐久性などの特徴もありますが、ここでは主に3つの特徴を紹介します。
①静電容量無接点方式

静電容量無接点方式とはキースイッチの機構のことです。
電極が接することがなく、一定レベルに近づくとキー押下を認識する仕組みです。
メカニカルスイッチやメンブレンなどの一般的なキーボードと違い物理的な接点がないため故障に繋がる部品やリスクが少なく、結果耐久性に優れるというわけです。
また、静電容量無接点方式の特徴の一つに打鍵感があります。
メカニカルなどとは違ったキーの打ち心地が心地よく且つ疲れないということで人気が絶えない商品です。
②変荷重

REALFORCEにはキーの荷重が場所によって違う「変荷重」というタイプがあります。
これは「A」や「Q」など小指で押すキーの荷重が30g、「F」や「J」といった人差し指で押すキーを45gと元々キー荷重を変えて配置しています。
キー荷重を変えることでタイピング時の指への負担が少なくなり、疲労軽減が見込めます。
③APC(Actuation Point Changer)機能

東プレ独自の機能で、入力に必要となるキーを押し込む深さを3段階に調整できるというもの。
こちらはREALFORCE全機種対応しています。
例えばキーストロークを浅く(短く)設定することで、打鍵感が薄型キーボードに近い感触に変化させることが可能です。
余談ですが、開発に約1年間かかったとかなんとか。

設定次第でタッチパッド並みに浅くすることができるらしいです。
採用具体例
REALFORCEでは持ち前の耐久性が見込まれて様々な場所で採用・活躍しています。
有名な事例として、お金計算のプロ・金融業界の電卓やセブンイレブンなどのコンビニATMなどに採用されています。
近くに展示しているお店がないけど、打鍵感を確かめたい!
そんなときは、セブンイレブンのATMに行けば気軽に打鍵感を確かめられます。
テンキーだけですけど。。。
商品概要
今回筆者が購入した商品は『REALFORCE R3S』というテンキーレスモデルです。
製品名/型番 | REALFORCE R3S / R3SC12 |
サイズ | 142mm x 369mm x 39mm |
重量 | 1.1Kg |
カラー | ブラック |
キー印刷 | レーザー印刷 |
キー荷重 | 変荷重 |
接続 | 有線(USB) |
価格 | ¥23,100円(税込) |
外観はこんな感じ

右上のロゴ周辺のカラーもメリハリがついててGOOD!
右上にあるライトの色も変更可能です。
色は7色から選べます。
紫、黄、白、青、緑、水色、赤







キーのかな印字はゴールドですが主張は強くなく、デスクに置いてても馴染んでくれますし
全体的にシンプルかつ高級感感じるデザインとなっていてカッコいいですね!
「R3S」と「R2」の主な違い
簡単に言うと「R3S」というのは過去に販売されていた「REALFORCE R2」のマイナーチェンジ版です。
「R2」のデザインはそのままで、「R3」の専用ソフトウェア「REALFORCE CONNECT」に対応。
REALFORCE CONNECTではキーマップ変更やAPC機能を変更・体感することができます。

ちなみに「R3S」に限っては日本語配列のみですが、下記から好みに合わせて選ぶことができます。
フルサイズ/テンキーレス、通常/静音スイッチ、ボディカラー(ブラック/スーパーホワイト)、キー荷重(30g/45g/変荷重)
悩んだ商品
筆者は悩みに悩んで「REALFORCE R3S」を購入しましたが、どっちを買うか考えていた商品があります。
それが「Logicool/G913TKL」という商品。
REALFORCEを使う前は「LogicoolのG PRO X」を使用していたのですが、キーが高いせいか指に引っかかるときがあったんです。
「G PRO X」を一度修理に出したときに、家に転がっていたテンキー有りタイプのキーボードを使っていたんですが、
それが意外と打ちやすかった!
そこで薄型キーボードで良さげの商品ないかなーと探して見つけたのが「G913TKL」。
同価格帯+打鍵感も良好+デザインもカッコいい+ワイヤレス対応の「G913TKL」がすごく魅力的だったんです。
すご~く魅力的だったのですが、悩んだ末REALFORCEを選択しました。
その理由がこちら
- 静電容量無接点方式のスコスコという打鍵感の方が好き
- 耐久性はREALFORCEに軍配が上がる
- REALFORCE/R3SとLogicool/G913TKLの価格差が約1万円
- 使用目的は主にブログの執筆(タイピングメイン)
などの理由でREALFORCEにしました。
「G913TKL」はワイヤレス対応ですし、キーの応答速度も速くてMMOはもちろんFPSで使用しても問題ないくらいの応答速度があります。
筆者はゲームよりもブログ(タイピング)がメインだったためREALFORCEを選びましたが、ゲームメインの方は「G913TKL」を選んでも同じく満足できるかと思います。

どっちも非常に良い商品なのは間違いないですね!
1か月使用してみた感想

ここからは実際に使ってみた感想を【よかった点、微妙と感じた点】に分けて解説していきます。
執筆時点での使用期間が1か月とまだ浅いところもありますが、正直な意見を書いていますので参考にしてください。
良いところ
使っていて「ここがイイ!・気に入ってる!」というポイントを紹介します。
GOOD
- 打鍵感が最高
- 耐久性バツグン
- デザインがカッコいい
- 変荷重が思ってたより好感触
- 細部も抜け目なし
それぞれ具体的に解説していきます。
打鍵感が至高
何と言っても静電容量無接点方式の打鍵感が至高です。
この打鍵感、ほんとやみつきになります。悪魔のキーボードです。
メンブレンともメカニカルの赤軸(静音)とも似て非なる打鍵感。
文字では非常に表しにくいですが
メカニカルは、カタカタ、カチカチ、カチャカチャ。
という感じで
静電容量無接点方式の場合は、
スコスコスコッ。スコスコスコッ。スココココ。
というようなイメージでしょうか。
スコスコっとした打鍵感の最後に少し重量感のある音が残り高級感のあるイメージです。
文字ではなかなか伝わりにくいですが、このスコスコ感がタイピングしていてすごく気持ちいいです。
キーが手にくっついてくる感覚ってこうゆうことか!と実感しました。
正直薄型ではないので、タイピング時の指の引っかかりを心配していたのですが、
REALFORCEはキーボードが列によって角度が違う設計になっていることもあって、全然気になりませんでした。というか全然引っかかることはありません。

そして引っかかりが無くなることで、ミスタイプもかなり減りました。
副産物として寿司打も1000円くらいスコア伸びました(笑)
打鍵音の参考動画
実際に文字を打ったときの感じの良さは、実際に試さないと伝わらないですが、音だけでも。
カチャカチャでなく、スコスコッという感じが伝わるでしょうか。
特にスペースキーを打ったときの重めの音が高級感を漂わせますね。
耐久性がすっごく高い

REALFORCEは耐久性がすっごく高いんです。
実に5000万回の耐久試験をクリアしています。
例えばブログ執筆している人で、1日10,000文字入力する人がいるとします。
5,000万回キーを入力するのにかかるのは5,000日。5,000日=約13年
1万文字を毎日打ったとしても最低13年は耐えられる計算です。
すごいですよね!
筆者はまだ購入して1か月なので耐久性の恩恵を受けるにはまだまだですが、スイッチ寿命5,000万回以上という耐久性は数年先も使い続けることができるくらいの耐久性。
中には10年以上使い続けている方もいるみたいです。
もちろん某YouTuber:〇田製作所さんみたいにキーボードにコーラこぼしたりしたら寿命は短くなりますよ。。
デザインがカッコいい

ネットには「右上のREALFORCEロゴがダサい」などの声を見かけたことがありますが、筆者は全然そんなこと思いませんでした。

むしろメリハリがついてカッコよくない?
- 全体的にまとまりのあるサイズ感
- 印字の色も主張しすぎないけど高級感のある色
- ロゴ周りのメリハリ
ゲーミングキーボードのように光りはしないけれど、またそれが良い。
変荷重も違和感なし!むしろ打ちやすい
購入するときは変荷重にするか等荷重にするかすご~く悩みました。
変荷重は「A」とかが30gになっているので、軽すぎないかなーと心配していたのですが、違和感もストレスもなく使うことができています。
個人差はもちろんあると思いますが、かなり気にする方でなければ気にならないくらいです。
また、打ちやすい理由にキーの角度もありました。
上REALFORCEのキーボードは列ごとに形状が異なっています。
横から見るとわかりやすいですが、この形状が絶妙に指にマッチします!


この角度がまた絶妙なんです。
イイ商品は細部にもこだわる

そこまで推すような事でもありませんが、個人的にケーブルを出す位置を変えられることが地味に嬉しいポイントでした。
REALFORCEの有線は本体の「左側・真ん中・右側」とケーブルを出す位置を変えることができます。
人によってはPCが右側にある人・左側にある人それぞれですし、デスクの真ん中をキーボードのケーブルが伸びていると見栄え的にも好きじゃない人もいると思います。
そんな細かい配慮が地味にGOOD!
また、ケーブルの長さも「1.7m」と長めなので、どこからケーブルを出すのか融通が利くのもポイント♪
微妙なところ
良いところがいっぱいなREALFORCEですが、「ここは微妙だな」と感じたところを紹介します。
Not Good
- 昇華印刷モデルは限られる
- 価格が高い
それぞれ詳しく解説しています。
昇華印刷は限られる

キー印字に昇華印刷を選ぶとすると選択肢が少なくなります。
「R3S」は全てレーザー印刷です。
筆者が購入したデザインで昇華印刷を選ぶとなると「R2」のみで価格も3万円台。
他のデザインのモデルの昇華印刷では、有線・無線が選べるハイブリッドタイプがデフォルトとなっていることもあり、こちらも3万円台。
また、キー荷重:45gがほとんどで「変荷重」を選ぶとなると、ホワイトしか選択肢がない。
筆者のように『有線+ブラック+変荷重がいい』などのカスタマイズ性がないのは惜しい点でした。
実際にレーザー印刷だからと言ってキー印字がすぐ消えるということはないですが、REALFORCEという製品+値段を考えると長く使っていきたいですよね。
そのためキー印字についてはこの先様子を見ていこうと思っています。
価格が高い
実際REALFORCEを検討している方、めちゃくちゃ悩んでいる方、たぶんそろそろ感覚が麻痺ってくる頃だと思います。

無線対応モデルにしようかなー。価格は・・・3万かぁ。
有線タイプだったら2万円ちょいで買えるよ。1万も安いじゃん♪

大丈夫ですか?
確かに1万円も安いですが、キーボードで2万円。決して安くはないはず・・・
実際に以前と比べると、ゲーミングキーボードなども浸透しつつある世の中になっていることもあり、LogicoolのG913TKLやHHKBのキーボードなど同価格帯商品も馴染んできました。
そこまで拒否反応を起こす価格帯ではありませんが、一般的なキーボードと比べると高価なのは変わりません。
REALFORCEのモノの良さを考えると、一概に「高い!」とは言えない気持ちになってきますけどね・・・
よくある疑問・質問
ここからはREALFORCEを検討するにあたり、よくある疑問や質問について解説していきます。
実際筆者も悩んだ疑問もあったりするので参考にしてください。
変荷重と等荷重どっちがオススメ?
キーによって重さが変わる変荷重。一方、最初から全てのキーが同じ荷重の等荷重。
変荷重にして違和感があったらどうしよう。それなら使い慣れてる等荷重にした方が・・・。
このような悩みはありませんか?
私も同じことで悩んでいました。ヨドバシカメラに何度も試し打ちをしに足を運びました。
そして私は、、、変荷重を選びました。
結論を申し上げると、変荷重で全く違和感は感じていません。(もちろん個人差はあります。)
筆者は購入前に「A」とか30gって軽すぎじゃないかな?とか悩んでいましたが、実際に使ってみたら全く違和感は感じていません。むしろ楽。打ちやすい。
私は変荷重を購入したこともあり変荷重寄りの回答にはなってしまいますが、「変荷重」と「等荷重」好きな方を選んで全然大丈夫です。
おそらくどっちを買っても使ってるうちに慣れてきますし、REALFORCEの品質を考えると使ってるうちに満足すると思います。
REALFORCEというブランドもあって、リセールバリューも高いのもポイント。

どうせREALFORCE買うなら変荷重にしちゃえ!えぇい、ままよ!!
ってノリもあったのは内緒・・・
保証期間は?
REALFORCEの保証期間は1年間です。
購入から1か月以内にユーザー登録をすると「1年間→2年間」に延長することができます。
購入時にユーザー登録のURLやQRコードが記載された案内状が同梱されているので、製品のシリアルコードと紐づけることで登録/保証延長することができます。
耐久性が優れていると言っても精密機械。

購入したら忘れずにユーザー登録をしましょう!
オススメの購入方法は?
REALFORCEを購入する方法は主に3つあります。
Amazonや楽天で取り扱っており、販売元は「REALFORCE store」になっています。

公式が販売しているので、コピー品だったり怪しい業者から購入してしまう心配はありません。
ポイントも使える&貯まる、Amazon・楽天での購入がオススメ!
REALFORCEはふるさと納税でもらえる
既にご存知の方もいるかと思いますが、REALFORCEはふるさと納税の返礼品でもらうことができます。
神奈川県相模原市で生産しているため、相模原市が対象となっています。
ふるさと納税 利用可能サイト
- 楽天ふるさと納税
- ふるさとチョイス
注意点
寄付金が最低でも5万円台~11万円台となっているため、自身の寄付可能額をチェックしておく必要があります。
それでも還元率も30%となっていて、非常に人気の商品のため売り切れ状態になる可能性もあるみたいです。
そのためREALFORCEをふるさと納税で入手検討されている方は、年末などを待たずに早めに申し込まれることをオススメします。
楽天スーパーセールなどのタイミングを狙うと、ポイント分がさらにお得に!
ゲーム用途には?
一部巷では「REALFORCEはゲームには向いていない」なんて声が聞こえてくることもありますが、問題なく使えてます。
筆者のしているゲームはFF14なので、キーの反応速度がそんなに求められていないということもありますが、気にならないくらい問題なく使えてます。
むしろタイピングしやすくなったことで、仲間へのチャット返信が早くなったかも?(笑)
静電容量無接点スイッチでは、メンブレンやメカニカルスイッチのような”接点”がないので、チャタリング(二重入力)も防いでくれます。
押された順序通りにすべて入力される『N キーロールオーバー』や、すべてのキーを同時に押しても認識される『全キー同時押し機能』にも対応していて、公式サイトでもプロのオペレーターやゲーマーでも安心して使用できると案内されています。
ただしFPSをプレイする際には注意が必要です。
APEXなどのFPSのゲームをプレイする際、拘りに拘り抜いた場合はコンマ〇秒の世界になると思います。
(プロとかガチ勢と呼ばれる方々ですね。)
FPSでの使用も視野に入れて検討している場合は、自分のプレイスタイルなどを考えて検討すると良いでしょう。

キーボードのキースイッチは光らせたい!
そんな方でも大丈夫!
REALFORCEはゲーミングキーボードタイプも販売しています。
LEDバックライトは1,680万色から選ぶことができて好きな色に設定が可能です!

専用ソフトからライトやアクチュエーションポイントを自由に設定できます。
REALFORCEの打鍵感、耐久性+ゲーミングは鬼に金棒ですね!
総評:さすがと言わざるを得ない逸品
結論
大満足!!
確かに一般的なキーボードと比べると安くても2万円台なので高い買い物にはなりますが、間違いなく買って損はしない逸品です。
確実にQOLが上がります。
特に静電容量無接点方式の打鍵感は、やみつきになります。
実際にREALFORCEはライトユーザー、ヘビーユーザー、どんな層にも刺さるキーボードなので、この機会に購入に一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
きっと数年付き合える、良きパートナーになってくれるはずです。